僕は気づいたら中学生の姿に戻っていて、
何故か堀切中学校の屋上で昼寝をしていた
特に何も力も持たず、
虐げられていた姿だったので、
夢の中では僕は力がなく、
クラスでもカースト制度最下位のままだった
すると、
校舎の方から、
卒業式が始まった感じの音楽やら、
雰囲気やらが伝わってきた
酷く後悔した気持ち悪い感触を、いま夢から醒めても覚えている
きっと、
担任のワク先生は、
何度も僕を探したはずだけど、
見つからなかったので、
始めてしまったのだろう
急いで卒業式に参加しなければと思った
突然、
場面が切り替わり、
昔の親友ぽっくんが、
僕を自転車の後ろに乗せて、
猛スピードで走り出した
いまいる地点は何故か浅草なので、
物理的に絶望的だ
ぽっくんは僕を後ろに乗せて、
必死に自転車を漕いでいる
途中、
僕は手を挙げてタクシーを止めようとするも、
オレンジ色で丸いフォルムのタクシーが2台とも、
僕らが早すぎて停車できなかった
…
いや、あの、
ぽっくん、
悪いけどさ、
もう物理的に卒業式間に合わないし…
しかも、
今更、
突然親友ヅラして、
今まで、
誰も助けてくれなかったから、
仕方なく、
成り行きで、始めたドラクエ2で、
洞窟から帰る途中で、
ローレシアの王子が殺されて、
HP13で、
MP4で、
多分、
ホイミ一回分しかなくて、
一人生き残ったサマルトリアの王子に、
ローレシアの王子の遺品の銅の剣を装備させて、
でも、
近くにたまたま回復の泉があったから、
ひたすら、
セーブしてからは、
それこそおおねずみを数百万体倒して、
レベルを32まで上げて、
かろうじて脱出できた感じの人生が今までで、
そんな濃いグレー一色のフィルターがかかってるクソ映画な中、
突然、
キッズリターンのシーンを混ぜられても…
と、
僕は絶対に間に合わない卒業式に、
ぽっくんの必死に走る自転車の後ろに乗りながら思っていたら、
目が醒めた
目覚めは最悪で、
どこか後味が悪かったのを覚えている