【BTO】ゲーミングPCは自作した方が安い?ゲームに最適なPC自作を徹底解説
ゲーミングPCは自作した方が安いのか?
ぶっちゃけて言うと安くないです。安いというのは自分でパーツを見定めて値段を調べ実際に動作保証を確認して、それからパーツの取り寄せ・・・?という事になります。
しかし、これは熟練の自作機のユーザーができることで、何も知らない初心者がいきなりできるほど簡単ではありません。
調べるのに1、2ヶ月はかかるでしょう。その間にパーツを見定める事ができれば市場より、1~2万円は安く買えます。
ただその能力と時間がある人は是非挑んでみてくださいという所です。
ゲーミングPCの自作はリスクがある
アフィリエイトサイト通り作れば問題なく一台は完成するでしょう。しかし、そこからは自己責任の世界。
サッカーで例えるならアマチュアでもサッカーの試合はできるけど、プロ世界で生きるためには体調管理、怪我の調子、あまねく知識の情報収集などが必要になってきます。
正直、手取り足取り教える人はいません。わからなくても自分で調べる。丁度、ネット検索すればいくらでも情報が入る時代。
この情報を持って自分の勘と経験を頼りに自作機を作っていく・・・。そういった気構えが必要です。
保証がパーツごととなる
保証はパーツごとになります。PCショップみたく全部保証とかではないです。
全部保証して欲しいならPCショップのショップブランドにしましょう。
多分同時期にパーツは買うと思いますが、パーツによって保証はバラバラ。1年保証もあれば3年保証のあるパーツもあります。
自作ユーザーだったらこの辺、保証期間は管理するのですが、面倒な人は一括でショップブランドを買いましょう。
その方が後々面倒は無いです。
うまく動作しなくても自己責任になる
パーツは相性があります。スペック通り組んでも動かないことがあります。
この設定があるからこの機械は動かない等、PCパーツの世界ではよくあります。
壊れたのか?と思っても実は適当に設定をいじって動かなくなっただけ・・・。
というのもあります。
だから、自作PCの知識に詳しくない人がいないと例え故障して無くても結構詰みます。
脅かすようではないのですが、知識に詳しくないと思ったら、買ってみてからも勉強が必要だし、とりあえずゲームを動かしたいという人はPCショップブランドを買いましょう。
PCショップに問い合わせれば知識を教えてくれます。サポートも安心。
設定じゃなくても長年使っているとパーツが故障する場合があります。
その場合は動作しなくなったパーツのどの箇所が動かなくなったか、見極める必要があります。
その作業は詳しい人じゃないと結構、詰みます。
PCに詳しい人を一人友達にしましょう。
ゲーミングPC自作のために知っておくべき知識を徹底紹介
最低限GPU(グラフィックカード)が必要だという事を覚えておきましょう。
CPUを選択しよう
自作PCにおいて最重要項目のパーツの一つです。これがないとパソコンは動きません。
パソコンの計算の殆どを受け持っていて、このパーツが遅いと全てが遅くなります。
系統はIntel系とAMD系があってそれぞれ、core iとRyzenという名称であります。ゲーミング性能はcore iだったらcore i7 9700。RyzenだったらRyzen 5 5600シリーズを買いましょう。
メモリとは何?
メモリは最近あまり重要ではないのですが容量が多ければ快適に動作します。最低でも16GB、予算があるなら32GBにしましょう。
グラフィックボードはどれを選べばいいの?
ゲーミングPCにおける最重要パーツです。これが遅いとそもそもゲームが動かないものもあります。パーツはNvidia系とAMD系があります。標準パーツはNvidia系のGeforceがありますGTXとRTXがあって、Rが付く方はゲームが綺麗になるレイトレーシングを採用しています。ただし、高額です。
ゲームを動かすには最低でもGTX1060を用意しましょう。標準のパーツではRTX3060が最も快適に動作します。
ゲーミングPCの性能を決めるパーツなので、ケチらない様にしましょうRTX3060は6万円ぐらいします。
最近では単体では売らずショップブランドのPCで売って、その中で売ると言った販売手法もあります。RTX3060が欲しい人はショップブランドのPCも検討候補です。
ストレージ(HDD/SSD)とは?
SSDはゲームの読み込みが早くなります。最低でも240GB用意しましょう。
SATA SSDやm.2 ssdがありますが、m.2 ssdの方が早いです。ただし、マザーボードにm.2 slotが要ります。
光学ドライブ(BD/DVD)
BDやDVDを読み込む時に必要です。
今は光学ドライブの無いゲーミングPCが増えてきましたが、昔のゲームを読み込む場合はまだまだDVDが普及しているので有用です。
光学ドライブはDVDドライブだったら2,3000円です。
マザーボード
マザーボードは最近価格がこなれてきたのですが、それでも1万円くらいはします。最近のマザーボードはm.2 slotを搭載した物が増えてるので、選択してみましょう。ちなみにCPUの系統でもSlotが違います。Intel系はIntelの、AMD系はRyzenのマザーボードが必要です。
OS
OSはWindowsが圧倒的シェアを持っています。今だったらWindows11がありますが、特にこだわりがなければWindows10でも大丈夫です。最近のビット数は64bitがもっとも標準的なのでWindows10 home 64bitを選びましょう。mac osはゲーミングPCでは使えません。
ゲーミングPC自作の注意ポイントを総ざらい
ここではいくつかゲーミングPCでチェックするべき項目を網羅します。
1.やりたいゲームの必要スペックをチェックしよう
ゲーミングPCは家庭用ゲーム機の様に動作保証されてるものではありません。スペック(性能)が足りないと動作がカクカクしてしまうものがあります。
そのためPCで出されてるゲームは公式サイトに動作スペックが書いてあります。最低動作はとりあえず動くといったもので、快適に動かしたい場合は推奨スペックのゲーミングPCを作りましょう。
2.できるだけ通気性の高いケースを!
ゲーミングPCは一般のPCに比べ高い処理性能を誇ります。
そのため発熱も結構あります。
そのためなるだけ排熱しやすいケースを用意しましょう。
エアフローが良くない、(例えば省スペースPC)は熱がこもり、誤作動が起きる可能性があります。
最悪ゲームしてる最中しょっちゅう落ちるということもあります。
なるだけ排熱効率の高いケースを選択するようにしましょう。
3.電源のW数に注意しようぜ!
電源のW数はPCの安定動作に寄与するものです。これが低いと電力不足でパーツを動かせないという事もあります。また、電力が不足すると途中で落ちると言ったこともあります。通常のPCだと500Wぐらいで十分なのですが、ゲーミングPCだと最低650WぐらいはグラフィックボードやCPUの影響で必要になります。
なるだけ必要なW数の電源を用意しましょう。
自作ゲーミングPCのおすすめパーツ組み合わせを紹介!!
わかりやすいPC構成を網羅します。
とにかく性能重視のゲーミングPC構成は?
CPU:Core i9-10900K(約100,000円)
メモリー:32GB[DDR4-2933](約20,000円)
ストレージ:SSD 500GB(約8,000円)
HDD 1TB(約6,000円)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(約2,000円)
グラボ:GeForce RTX3070 Ti(約150,000円)
マザーボード:MEG Z490 UNIFY(約33,000円)
電源:750W 80plus Gold(約12,000円)
OS:Windows10 home 64bi(約18,000円)
合計金額:約349,000円
(主要パーツのみ)
CPUとグラボはともに最高レベルの性能を発揮できるパーツを選択しており、動画編集などのクリエイティブ方面でも問題なく使える構成です。
電源は750Wと十分なW数ですが、さらに余裕を持たせたい場合には800Wでも良いでしょう。
コスパ重視の最低限の構成を紹介!!
CPU:Core i7-9700F(約40,000円)
メモリ:16GB[DDR4-2666](約8,000円)
ストレージ:SSD 1TB(約13,000円)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(約2,000円)
グラボ:GeForce GTX 1660 SUPER(約72,000円)
マザーボード:B365 Phantom Gaming 4(約16,000円)
電源:650W 80plus Bronze(約7,000円)
OS:Windows10 home 64bi(約18,000円)
合計金額:約176,000円
(主要パーツのみ)
メモリも最近のゲーミングPCに合わせて16GBとしているので、新作をプレイしてもカクカクする心配はありません。
また、CPUもグラボもそれぞれ型落ちモデルの中でも最も性能が高いものを選んでおり、ゲーミングPCとして十分すぎる性能を発揮できます。
まとめ
今回は駆け足でPCパーツ構成を見てみましたが、PC自作の醍醐味はスペックが足らなかったらパーツを買い足して構築できることです。
既に私はパーツが揃ってるので、スペックが足らないパーツは最新ので買い換えるだけで費用が抑えられます。
ショップ・ブランドのPC任せでは結局知識が足りず、毎回新規に買うだけですが、自作を始めればこういったコストパフォーマンスに優れた構築をする事ができます。
誰だって最初は難しい。でも頑張って調べて構築した自作PCはその経験はお金では買えません。
PCの知識もさわって触れてみて初めて理解できるものです。
学校で教えられても実習がないと理解できないですよね?
この記事を見た貴方は既に自作ゲーミングPCに興味があるでしょう。
パーツ構築自体は一旦一通り経験してしまえば「なんだこんなものか」と思うでしょう。
難しそうに見えてネットには自作PCの情報に溢れています。さわって見て触れて経験してみて、構築する楽しみを覚えましょう。
丁度車をカスタムする人には作り上げる喜びが分かってもらえると思います。
別にPC構築できたからと言って偉いわけではありません。
要は何をやるかです。
その為の道具だし、カスタムな道具は貴方の手に馴染むものになるでしょう。
ぶっちゃけ愛着が湧くものなので、是非貴方も自作PCに挑戦してみませんか?